SDGsユニフォームの選び方と導入で変わる企業イメージ

日本被服工業株式会社
お役立ちコラム
SDGsユニフォームの選び方と導入で変わる企業イメージ

SDGsユニフォームの選び方と導入で変わる企業イメージ

「SDGsに取り組みたいけれど、何から始めればいいか分からない」という企業の担当者の方も多いのではないでしょうか。実は、ユニフォームの見直しは比較的取り組みやすいSDGs施策のひとつです。この記事では、SDGs対応ユニフォームの基本的な知識から、種類・選び方・導入メリットまで、初めての方にも分かりやすく解説します。


SDGs対応ユニフォームとは?環境・社会に配慮した作業着のこと

SDGs対応ユニフォームとは?環境・社会に配慮した作業着のこと

SDGs対応ユニフォームとは、製造・素材・廃棄などの各段階で環境や社会への負荷を抑えた作業着のことです。リサイクル素材の活用や公正な労働環境での製造など、さまざまな切り口があります。以下では、ユニフォームとSDGsの関係性と、なぜ今企業に求められているのかを整理します。

SDGsとユニフォームはどう関係する?

SDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までに世界が達成を目指す17の目標です。ユニフォームはこの目標のうち、複数と深く関わっています。

例えば、目標12「つくる責任・つかう責任」では、製品のライフサイクル全体を通じた資源の有効活用が求められます。ポリエステル製のユニフォームをペットボトルのリサイクル素材で作ることは、廃棄物を減らしながら製品を生み出すという点で、この目標に直接貢献できます。

また、目標8「働きがいも経済成長も」の観点からは、製造過程での適切な賃金や労働環境の確保が問われます。国内工場での生産や、フェアトレード認証を取得した素材の使用は、こうした社会的責任に応える手段のひとつです。

つまり、日常的に大量に使われるユニフォームを見直すことは、企業として取り組みやすく、かつ実際の環境・社会改善につながる具体的なアクションといえます。

SDGs対応ユニフォームが企業に求められている理由

近年、ESG投資やサステナビリティ経営への関心が高まる中で、企業のSDGsへの取り組みは経営判断に直結するテーマになっています。取引先からのサプライチェーン調査や、就職活動中の学生による企業選びの基準として、環境・社会への配慮が問われる場面も増えています。

そのような背景から、ユニフォームは「見えるSDGs」として注目されています。社員が毎日着用するものだからこそ、環境配慮素材を採用するだけで社内外に対してメッセージを発信できます。

さらに、サステナブルファッションの普及とともに、繊維・アパレル業界全体でCO₂排出量削減や水資源の節約が求められるようになっています。ユニフォームをこの流れに合わせることは、業界トレンドへの対応でもあります。

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SDGs対応ユニフォームの主な種類と特徴

SDGs対応ユニフォームの主な種類と特徴

ひとくちにSDGs対応ユニフォームといっても、その切り口はさまざまです。素材・耐久性・製造工程・デザインの観点から、代表的な4つの種類と特徴を紹介します。

リサイクル素材・サステナブル素材を使ったユニフォーム

最も広く普及している種類が、廃棄物や使用済み素材を再利用したリサイクル素材のユニフォームです。代表的なものとして、次のような素材があります。

  • 再生ポリエステル(rPET):使用済みペットボトルを原料にした繊維。通常のポリエステルと比べてCO₂排出量を約30〜50%削減できるとされています
  • オーガニックコットン:農薬・化学肥料を使わずに栽培した綿。土壌や水質への負荷が少なく、農業従事者の健康リスク低減にもつながります
  • 再生ウール:古着や産業廃棄物から回収した羊毛を再加工したもの。新たな資源を使わずに製品化できます

これらのサステナブル素材は、着心地や機能性においても通常素材と遜色のない品質に仕上げられているものが多く、現場での使用にも十分対応しています。環境配慮を目に見える形で示したい企業には、まず検討したい選択肢です。

長く使える・洗濯しやすい機能素材のユニフォーム

SDGsへの対応は、特別な素材を使うことだけではありません。「長く使い続けられる製品を作る」こと自体が、資源の節約と廃棄物削減につながります。

耐久性が高く、型崩れや色落ちが少ないユニフォームは、買い替え頻度を下げることでゴミの発生を抑えます。また、家庭用洗濯機で手軽に洗える素材のものであれば、クリーニングに出す必要がなく、水・洗剤・エネルギーの使用量も減らせます。

具体的な機能素材の例を挙げると、以下のようなものがあります。

  • 抗菌・防臭加工:洗濯頻度を抑えられ、水の使用量削減に貢献
  • 吸汗速乾素材:乾燥機を使わなくてもすぐ乾くため、エネルギー消費を抑制
  • 強撚糸(きょうねんし)使用の生地:摩擦や洗濯に強く、長期使用が可能

「1枚を長く大切に使う」という考え方は、SDGsの精神とも一致しています。

国内生産・適正労働環境で作られたユニフォーム

環境への配慮と同じくらい大切なのが、「誰が、どのような環境で作ったか」という視点です。SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」に関わるこの観点は、ユニフォームの製造現場にも当てはまります。

国内工場で生産されたユニフォームは、輸送に伴うCO₂排出が少ない点に加え、国内の労働法規に基づいた適正な環境で作られているという安心感があります。また、工場の稼働状況や品質管理が確認しやすいため、トレーサビリティ(製品の追跡可能性)を重視する企業にも適しています。

海外生産の場合でも、SA8000(社会的責任に関する国際認証)やFair Wear Foundationなどの認証を取得したメーカーを選ぶことで、適切な労働環境を確認する基準にできます。コスト面だけでなく、製造背景にまで目を向けた選定が、本質的なSDGs対応につながります。

ジェンダーレスデザインのユニフォーム

SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の観点から、ユニフォームのデザインも見直す動きが広がっています。男女で異なるデザインを設けるのではなく、体型や性別を問わず着用できるジェンダーレスデザインのユニフォームがその一例です。

このデザインには、次のような実務的なメリットもあります。

  • サイズ展開の統一により、在庫管理が簡素化される
  • 採用する人材の性別を問わず、同一の制服で対応できる
  • 多様な働き手を受け入れる企業文化を、視覚的に示せる

また、ノンバイナリーやトランスジェンダーの方への配慮にもつながり、インクルーシブな職場環境の表れとして対外的にもアピールできます。デザインの工夫ひとつで、SDGsと現場の運用効率を同時に改善できる点が魅力です。

自社に合ったSDGs対応ユニフォームの選び方

自社に合ったSDGs対応ユニフォームの選び方

種類や特徴を理解したうえで、次に考えたいのは「どのユニフォームが自社に合うか」という選定の視点です。SDGsへの対応方針と、現実的なコスト感を照らし合わせながら検討することが大切です。

どのSDGs目標に対応したいかで選ぶ

まず最初に整理したいのは、「自社のSDGs取り組みとして何を優先するか」という点です。目標によって、選ぶべきユニフォームの種類が変わります。

重視するSDGs目標 対応するユニフォームの選択肢
目標12:つくる責任・つかう責任 リサイクル素材・長寿命素材の採用
目標13:気候変動に具体的な対策を 輸送CO₂が少ない国内生産品
目標8:働きがいも経済成長も 適正労働環境・国内製造のユニフォーム
目標5:ジェンダー平等 ジェンダーレスデザインの採用
目標6:安全な水とトイレ 少ない洗濯回数で済む機能素材

社内でSDGsレポートを作成していたり、取引先から特定の目標への取り組みを求められているような場合は、そのゴールから逆算して選ぶと説明しやすくなります。複数の目標に対応したいのであれば、リサイクル素材×国内生産といった組み合わせも検討してみてください。

導入コストと効果のバランスを確認する

SDGs対応ユニフォームは、一般的な作業着と比べて初期費用がやや高めになる傾向があります。ただし、耐久性や洗濯コストの低減を含めたトータルコストで見ると、長期的には経済合理性がある場合も少なくありません。

選定の際には、以下の項目を比較検討することをおすすめします。

1. 初期コスト:1枚あたりの単価、最小ロット数
2. 耐用年数:何年使用できるか、買い替えサイクル
3. メンテナンスコスト:洗濯の手間・クリーニング費用
4. 廃棄・リサイクルコスト:使用後の処分方法と費用
5. 対外的な訴求効果:サステナビリティレポートや採用活動への活用価値

また、初めてSDGs対応ユニフォームを導入する場合は、全社一斉に切り替えるのではなく、特定の部署やチームでパイロット導入してから評価するのも現実的な方法です。段階的に進めることで、現場からのフィードバックを取り入れながら最適な製品を見つけられます。

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SDGs対応ユニフォームを導入するメリット

SDGs対応ユニフォームを導入するメリット

SDGs対応ユニフォームの導入は、環境・社会への貢献にとどまりません。企業にとって実際のビジネス上のプラス効果も期待できます。2つの観点から整理します。

対外的なアピール・企業イメージの向上

社員が毎日着るユニフォームは、会社の「顔」ともいえる存在です。環境配慮素材を使ったユニフォームを採用することで、顧客や取引先、地域社会に対して「この会社はサステナビリティを真剣に考えている」という印象を自然に伝えられます。

特に、BtoBビジネスにおいては取引先企業からのESGアンケートやサプライチェーン調査が増えており、具体的な取り組みとして説明できる施策が求められています。「ユニフォームをSDGs対応素材に切り替えました」という事実は、抽象的な宣言よりもずっと具体性があります。

また、サステナビリティレポートや会社のウェブサイトに掲載できる取り組みとしても活用でき、ブランドイメージの形成に貢献します。

採用活動・取引先への信頼につながる

環境や社会への意識が高い人材ほど、就職先を選ぶ際に企業のSDGs姿勢を重視する傾向があります。特に若い世代では、「会社がどんな価値観を持っているか」が志望動機に影響するケースも多く、ユニフォームのような身近な取り組みが共感を呼ぶことがあります。

さらに、SDGs対応を進める企業同士のネットワークや調達基準への合致という観点から、取引先との関係強化につながることもあります。

  • 新卒・中途採用の説明会でのアピール材料になる
  • 企業の社会的責任(CSR)報告書の具体的な事例として掲載できる
  • SDGs認識が高い取引先・パートナーとの信頼関係を深められる

「何か目に見える形でSDGsに取り組みたい」と感じている企業にとって、ユニフォームの切り替えは実行しやすく、効果が分かりやすい施策のひとつです。

まとめ

まとめ

SDGs対応ユニフォームとは、リサイクル素材の活用・耐久性の高い機能素材・国内生産・ジェンダーレスデザインなど、さまざまな切り口で環境や社会に配慮した作業着のことです。

自社に合った製品を選ぶには、どのSDGs目標に対応したいかを明確にしたうえで、コストと効果のバランスを考慮することが大切です。

導入することで、企業イメージの向上・採用力の強化・取引先への信頼といった実際のビジネス効果も期待できます。「まず一部署から試してみる」という小さな一歩が、サステナビリティ経営への着実な前進につながります。オリジナル作業着の制作について詳しくはこちらもぜひご覧ください。

SDGs ユニフォームについてよくある質問

SDGs ユニフォームについてよくある質問

  • SDGs対応ユニフォームとは何ですか?
    • 製造・素材・廃棄などの各工程で環境や社会への負荷を抑えた作業着のことです。リサイクル素材の活用、国内生産、ジェンダーレスデザインなど、複数の切り口があります。
  • 通常のユニフォームと比べてコストはどれくらい違いますか?
    • 素材や製造条件によって異なりますが、一般的に通常品より初期費用はやや高めです。ただし、耐久性が高く買い替え頻度が下がるため、トータルコストで比較するとほぼ同等か、場合によっては安くなることもあります。
  • 中小企業でも導入できますか?
    • はい、可能です。全社一斉の切り替えが難しい場合は、特定の部署や職種から少量ずつ試すパイロット導入もおすすめです。小ロット対応のメーカーも増えています。
  • SDGs対応ユニフォームを導入したことは、どのようにアピールできますか?
    • サステナビリティレポートや会社のウェブサイト、採用活動の説明資料に具体的な取り組みとして掲載できます。使用素材や製造背景を明記することで、より説得力が増します。
  • どのSDGs目標に関係するユニフォームが多いですか?
    • 「目標12:つくる責任・つかう責任」に対応するリサイクル素材のユニフォームが最も普及しています。次いで、「目標8:働きがいも経済成長も」に関わる適正労働環境での製造、「目標5:ジェンダー平等」に対応したジェンダーレスデザインが注目されています。