作業服の裾上げは自分でもできる?3種類の裾上げ方法と注意点をご紹介します

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作業服の裾上げは自分でもできる?3種類の裾上げ方法と注意点をご紹介します

作業服の裾上げは自分でもできる?3種類の裾上げ方法と注意点をご紹介します

購入した衣類のズボンが自分の丈に適していない場合、裾上げをすることによってちょうど良い長さに調整することができます。

日常生活で着用する衣服の場合は自分で裾上げをする方も多いですが、作業服も同様に裾上げを自分でできるのでしょうか。

本記事では、3種類の方法と注意点をご紹介していきます。

作業服の裾上げが大切な理由

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作業服において、裾上げが大切な理由を2つご紹介します。

安全性に影響する

作業服の裾上げは、作業中の安全性に大きな影響を与えます。

長すぎる裾が地面に引っかかると、つまずきや転倒の危険性が高まります。

特に工業環境や建設現場などでの作業では、地面に引っかかることが作業者に怪我を負わせる可能性があります。

 

そういった場合には、作業服の裾を適切に上げることでつまずきや転倒のリスクを軽減できます。

安全性を高めるために、作業服の裾を適切な長さに調整し、作業環境に適したスタイルに仕上げることが重要です。

 

周囲への印象が変わる

作業服の見た目は、作業者やその所属する組織に対する印象を大きく左右します。

適切に裾上げされた作業服は、プロフェッショナルで整った印象を与え、作業者や企業の信頼性を高めます。

一方で乱雑で長すぎる裾は、不注意や無秩序さを印象づける可能性があります。

 

そのため、適切な長さに裾を調整し、整った印象を持つことで、顧客、同僚、お客様など周囲の人々に自信と信頼性を伝えることができるでしょう。

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作業服の裾上げは自分でもできる

日常生活で着用する衣服の場合は、ご自分で裾上げを行う方も多いかと思います。

作業服の場合も自分で裾上げをすることはできるのですが、製品の記事や素材によっては自分で裾上げをすることが難しい場合もあります。

そういった場合は自分で無理に裾上げを行うのではなく、専門の業者に裾上げを依頼しましょう。

作業服の裾上げをするための3種類の方法

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作業服の裾上げを自分でしたい、という方に3種類の裾上げ方法をご紹介します。

ご自分の作業服との相性を考慮して方法を決めましょう。

手縫い

手縫いは3種類の方法の中で最も伝統的な方法で、特に細かい修正やデリケートな生地に適しています。

手縫いは細部まで注意を払えるため、繊細な裾上げが必要な場合にぴったりです。

縫い目を目立たなくすることができるので、高品質な仕上がりが期待できます。

 

手縫いをする際はまず、裾の長さを決め、生地の裾を折り返します。

その後、針と糸を使用して裾をしっかりと縫いつけます。

縫いつけた後は糸がほつれていないかをしっかりと確認しましょう。

ミシン縫い

ミシンを使用する方法は、迅速かつ効率的な裾上げに適しています。

ミシン縫いの場合は速く、頑丈で一貫性のある縫い目を縫いつけられるため、大量生産や急いで裾上げをしたい場合に特に適しています。

 

ミシン縫いの際はまず裾を折り返し、ミシンの設定を適切に調整し、裾を縫いつけます。

厚手の生地を縫う際はミシンの設定をしっかりと確認しましょう。

また、手縫いの時とは異なり一気に縫製が進んでいくため、曲がった状態で縫っていないかを常に気をつけながら慎重に縫うことが求められます。

 

裾上げテープの活用

裾上げテープは、特に厚手の生地や特殊な素材に適しています。

針が通りにくかったり縫うことで記事がほつれてしまうような記事であっても、裾上げテープなら裾上げができるケースがあります。

また、仕上がりに関しても美しい見た目を維持することができるでしょう。

 

裾上げテープを活用する場合は、テープを裾の内側に縫い付け生地を折り返します。

裁縫が苦手な人でも裾上げテープを活用すれば、簡単に裾上げができるでしょう。

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作業服を裾上げする際の注意点

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自分で裾上げを行う場合の注意点を4つご紹介します。

使い回しがしにくくなることを理解する

裾上げを行うと、作業服の長さが変わるため、他の人と使い回す際にその人にはサイズが合わなくなってしまう可能性があります。

これは特に共有作業服の場合や、長期間の使用を考える際に重要です。

 

従業員一人ひとりに専用の作業服がある場合は大丈夫ですが、共有する際は注意が必要です。

できれば、個別にサイズ調整可能な作業服を提供するか、ある程度サイズの幅を持たせておいて着用者に自分にあったサイズを選んでもらえるようにしましょう。

 

裾上げ前に洗濯をする

作業服の生地は洗濯後に縮むことがあるため、洗濯前に裾上げを行うと、裾上げ後に本来想定した長さとずれてしまう可能性があります。

 

そういった事態を避けるためにも、作業服を洗濯機で洗濯してから裾上げを行うことをおすすめします。

これにより、洗濯による生地の収縮が最小限に留まり、適切な裾の長さを確保できます。

 

靴を履いた状態で股下の長さを測る

作業服の股下の長さを測る際には、通常仕事をする場合と同じ靴を履いた状態で測ることが重要です。

靴を履かない状態と履いている状態とでは、股下のサイズが変わることがあり、実際の使用時に裾が短すぎてしまう、という可能性があります。

 

そうならないためにも、股下の長さを測る際には通常の作業靴を履いた状態で行いましょう。

これによって、作業服の裾上げを適切な長さに調整することができます。

 

デニム生地の場合は太い針を使う

デニム生地は一般的な織物よりも厚手で耐久性があります。

そのため、細かい針では十分な強度を持たない可能性があり、裾上げ時に針が曲がるか糸が切れてしまう可能性があります。

 

そのため、デニム生地に裾上げを行う場合は太い針を使用しましょう。

太い針は生地を貫通しやすく、しっかりとした仕上がりを保つのに役立ちます。

適切な針と糸の組み合わせを選び、デニム生地に対応した裾上げを行いましょう。

まとめ

作業服の裾上げは、特殊な生地や素材ではない限り自分でも行うことはできます。

自分の丈にフィットしていない状態の作業服を着ていると、安全面や周囲への印象面でデメリットがありますので、早急に裾上げをして自分の丈にフィットさせましょう。

ご自分での裾上げに自信がない方は、専門の業者に依頼することをお勧めします。
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