制電とは?どういった特徴で制電加工についても解説

作業服やワークユニフォームのオーダーなら日本被服工業株式会社
お役立ちコラム
制電とは?どういった特徴で制電加工についても解説

制電とは?どういった特徴で制電加工についても解説

「制電」という言葉を聞いたことはありますか?

静電気の「静電」と混同されがちなのですが、似て非なる概念となっておりますので制電についてどういった概念なのかを解説します。

 

制電とは

制電とは

「制電」とは、静電気を制御する事を意味します。

静電気は、物質の表面に帯電した電荷が存在する現象であり、この電荷が放電する事で作業現場の様々な問題につながります。

コンピューターやスマートフォンのような電子機器では、静電気の放電が機器の故障やデータ破損を引き起こす事もあり、制電は、このような問題を回避するために必要とされています。

静電気を制御するためには、静電気を発生させる原因を排除することや、静電気を放電させるための特別な素材を使用する方法があります。

また静電気を帯びた物質を取り扱う場合には静電気を放電させるための装置を使用することもあります。

制電は、電子機器や半導体製造などの産業の分野だけでなく、航空機や自動車などの輸出分野でも重要で、特に燃料や溶剤などの可燃物を取り扱う場合には、静電気が引き起こす火災や爆発のリスクを軽減するために必要とされています。

ロゴ

制電加工とは

制電加工とは

「制電加工」とは、生地に帯電が生じる事を防ぐために、生地に静電気を放電する性質を付与することをいいます。

静電気が生じる原因は生地表面の電気的な摩擦によるためで、制電加工はこの摩擦による帯電を抑えることが出来ます。

ユニフォームに対する制電加工は、素材に静電気を放電する効果のある化学物質をコーティングすることで静電気を発生しづらくする方法か、導電性の繊維を使用してユニフォームを作ることによって静電気が体にたまることを防ぐことが出来ます。

ユニフォームによる制電加工は静電気による不快感や、汚れの原因となるほこりの付着を防止することができ、静電気による感電や火災の危険性も軽減することが可能です。

制電と帯電の違い

制電と帯電の違い

「制電」とは物質の表面に帯電が生じることを抑えることを指します。

制電には、帯電防止効果を持つ化学物質のコーティングや、導電性の繊維を使用する方法がありますが、ユニフォームの場合は導電性の繊維を使用して作ることが多いです。

それに対して「帯電」とは、物質の表面に電荷が偏って存在する状態の事を指します。

物質が摩擦や摩耗などの原因によって帯電する事があります。

「制電」は物質表面から静電気を除去することを意味します。

静電気は摩擦や接触などによって帯電する現象です。

制電は静電気が原因で引き起こされる問題を減らすために、物質や表面から静電気を取り除くことです。

一方「帯電防止」は静電気が発生すること自体を防止することを意味します。

例えば導電性の素材を使用したり静電気が発生する現場での湿度調整や接地装置の設置などの方法で行われます。

 

IEC61340-5-1

国際電気標準会議(IEC)が制定した国際規格で、静電気が原因で生じる製品の損傷、不良品、事故などのリスクを管理するための要件を定めています。

JIS T8118

日本産業規格(JIS)の規格のひとつで、製品の帯電防止のための具体的な対策を定めており静電気の発生源や帯電のメカニズム、帯電防止対策の原則などを記載しております。

つまりJIST8118は日本の国内規格であり、IEC61340-5-1は世界的に求められている国際規格です。

総じてどちらも製品の帯電防止に関する重要な要件を定めており、遵守すべき規格です。

ただ国際的に認められたIEC61340-5-1に準拠することで、より広い範囲での製品の使用が可能になる可能性があります。

JIS T8118について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

JIST8118とは?どういう特徴があってどういった職種で必要になる?

ロゴ

制電に関するよくある質問

制電に関するよくある質問をご紹介します。

制電とは

制電」とは、静電気を制御する事を意味します。

静電気は、物質の表面に帯電した電荷が存在する現象であり、この電荷が放電する事で作業現場の様々な問題につながります。

コンピューターやスマートフォンのような電子機器では、静電気の放電が機器の故障やデータ破損を引き起こす事もあり、制電は、このような問題を回避するために必要とされています。

制電加工とは

「制電加工」とは、生地に帯電が生じる事を防ぐために、生地に静電気を放電する性質を付与することをいいます。

静電気が生じる原因は生地表面の電気的な摩擦によるためで、制電加工はこの摩擦による帯電を抑えることが出来ます。

制電と帯電の違い

「制電」とは物質の表面に帯電が生じることを抑えることを指します。

制電には、帯電防止効果を持つ化学物質のコーティングや、導電性の繊維を使用する方法がありますが、ユニフォームの場合は導電性の繊維を使用して作ることが多いです。

それに対して「帯電」とは、物質の表面に電荷が偏って存在する状態の事を指します。

 

制電ユニフォームなら日本被服へ!

日本被服へ!

Nippiでは様々な条件下で作業を行うお客様に対して、その条件に適応するユニフォームをご提案してきました。

制電だけでなくストレッチ性や撥水性、収納やデザインにもこだわったユニフォームを現場のご要望に沿ってご提案させていただきます。

創業50年で培われた実績やノウハウで経験豊富な営業マンが迅速に対応致します!