クリーンウェアとは?どういった特徴でどんな種類がある?

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クリーンウェアとは?どういった特徴でどんな種類がある?

クリーンウェアとは?どういった特徴でどんな種類がある?

クリーンルーム内を正常に保つために必要不可欠な「クリーンウェア」。

今回はクリーンウェアの特徴や、3つの清浄度についてご紹介します。

クリーンウェアの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

クリーンウェアとは 

クリーンウェアとは

クリーンルーム用衣服とは、クリーンルーム専用の低発塵作業服です。

人体に付着した塵埃などの異物がクリーンルーム内に漏洩するのを防ぐために着用する専用の作業服を、クリーンルーム用衣服と呼びます。

<別名は防塵服・クリーン服・クリーンスーツ・クリーンウェア・無塵服・無塵衣など>

発塵源として、作業者の占める割合は極めて大きいため、クリーンルーム内の塵埃をコントロールするうえで、クリーンルーム用衣服は重要な役割を果たしています。

異物混入防止対策や静電気対策など、用途や目的に応じて機能・性能も様々です。

クリーンルーム内での最大の汚染発生源は、人です。

毛髪、汗による塩分、皮膚片など、何も対策しなければ、人が動くことで汚染が広まります。

人が活動すればほこりが立つので、最大の汚染源である作業者は働く際、クリーンルームの仕組みをしっかりと理解し、クリーン化の為にクリーンウェアを着用することが重要です。

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クリーンウェアの特徴

クリーンウェアの特徴

クリーンウェアには、大まかに「つなぎ」と「セパレート」という2種類があります。

一般的に、クラス1,000以上の清浄レベルが求められる現場においては「つなぎ」タイプのクリーンウェアが使用され、それよりも低い清浄レベルの場合は「セパレート」タイプが使用されます。

ただ、求められる清浄レベルが低い場合でも、クリーンウェアを適切に取り扱わないと、適切な清浄レベルに保てないことがあるので注意が必要です。

またクリーンウェアは、JIS規格ではなく米国連邦規格で表されている場合もあります。

いずれにしても、現場に求められる清浄レベルに合わせてクリーンウェアを選べば問題ありません。

現場に求められる清浄レベルと、規格の確認がとても重要です。

つなぎタイプ

つなぎ」タイプのクリーンウェアを着用する場合は通常、膝下程度までカバーするブーツを履きます。

ただし、ダウンフローのクリーンルームでは、そのエアの流れを利用して発塵するために裾が解放構造になっているつなぎを着用する場合もあります。

頭部は頭巾でカバーするのが一般的です。

【つなぎタイプの特徴】

  • 着用時の開口部が少なく、前面にチャックが付いている
  • ポンピングを防ぐため首元にはマジックテープが付いているものもあり、首元の隙間をなくすことができる
  • 手首・足首・フードには衣類と体の隙間を無くすためゴムやフライスが採用されている

セパレートタイプ

セパレート」タイプのクリーンウェアを着用するのは、おおむねクラス10,000以下の現場です。

セパレートのクリーンウェアは構造上、下に着用している衣服が露出しやすいので、取り扱いに気をつけなければなりません。

また、セパレートのクリーンウェアは、冬場に発塵量が増える傾向があるため、トップスはボトムスの中に入れて着用すると、これを防ぐことができます。

【セパレートタイプの特徴】

・動きやすさに優れている

・室温の高い食品工場などの環境に適している

・上下異サイズを選べるのでフィット感が向上する

クリーンウェアの3つの清浄度

クリーンウェアの3つの清浄度

クリーンウェアは清浄度により3つのクラスに分けられます。

それでは、産業別に必要とされるクリーンルームの清浄レベルをチェックしてみましょう。ここでは、日本のJIS規格で清浄レベルを表しています。

・工業塗装

車体塗装や粉体塗装、静電塗装、メッキなどの工業塗装では、JIS規格のクラス10,000、クラス100,000の清浄レベルが求められます。

・電子部品など

ハードディスクや基板の製造、ロケットのパーツ、時計の組み立てなどを含む電子部品の製造現場では、JIS規格のクラス100からクラス100,000の清浄レベルが求められます。

特にハードディスクの製造はクラス100、クラス1,000といった環境となるため、クリーンウェアもそれに合わせて選びましょう。

・半導体や液晶など

液晶の製造現場には、クラス100からクラス1,000といった洗浄レベルが求められます。

半導体の前工程においては、クラス1やクラス10といった、非常に高い洗浄レベルの環境が求められるため、クリーンウェアもそれに対応したものが必要です。

クリーンウェアは、JIS規格ではなく米国連邦規格で表されている場合もあります。

いずれにしても、現場に求められる清浄レベルに合わせてクリーンウェアを選べば問題ありません。

現場に求められる清浄レベルと、規格の確認がとても重要です。

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クリーンウェアなら日本被服へ

クリーンウェアなら日本被服へ

今後エレクトロニクス分野において、クリーンルームの必要性は益々高まると考えられます。

現代の電子機器は、小型化が進み、微小な微粒子の存在が動作の不良や故障を引き起こす可能性があるため、クリーンルーム内での製造が求められます。

当社は創業50年で培われた実績やノウハウで経験豊富な営業マンが迅速に対応致します。

クリーンウェア、クリーンルーム用消耗品等をお求めの方は是非日本被服へお問合せください。