急いで裾上げしたい!自分で裾上げ・裾直しする簡単な方法

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急いで裾上げしたい!自分で裾上げ・裾直しする簡単な方法

急いで裾上げしたい!自分で裾上げ・裾直しする簡単な方法

会社から支給された制服・ユニフォームなどは、あらかじめ自身で丈・裾などの各寸法を決めて注文することができる業者もありますが、全てではございません。

特にボトムス(ズボン・パンツ)は人によってサイズ感が大きく異なる衣服であり、「いざ履いてみると裾が長くて歩きにくい」といった状況となることも珍しくありません。しかし、洋服のクリーニング店やリフォーム店での裾上げサービスは、時間がかかってしまいます。

そこで今回は、急いで裾上げをしたいという方に向けて、自宅でできる裾上げ・裾直しの簡単な方法を紹介します。自宅で裾上げすることが難しい場合の対処法も解説するため、裾の長さを調節したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

裾上げは一度失敗してしまうと、再度戻してやり直しをしなければなりません。かえって時間がかかってしまうだけでなく、衣服が傷む原因にもなりかねないため、なるべく事前準備をしておきましょう。

裾上げをするとき、最も重要となる要素が「長さ」です。長さの目安は、流行やこだわりにより異なるものの、基本的に「かかと」となります。また、ズボンの幅が広い場合は少し長めで、幅が狭くやや細めの場合は短めにすると、スタイルを良く見せられたり、安定感が出たりするためおすすめです。流行にあわせることで、よりおしゃれな印象も与えられます。

ある程度の長さを決定したら、まち針やクリップを使って折り目をつけるなどして、目印をつけてください。さらに、目印をしっかり固定するためにも、最後にアイロンがけも行いましょう。

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2.【裾上げ】自宅で裾直しする3つの方法

自宅で裾上げ・裾直しをするときの主な方法は、「手縫い」「ミシン」「裾上げテープ」の3つです。それぞれに特徴があり、向いている方も下記のように異なります。

方法 向いている方
手縫い 「縫い目を目立たせたくない」という方
ミシン 「頑丈に縫いたい」という方
裾上げテープ 「他の方も着用するため、簡単に裾直しがしたい」という方

ここからは、必要な道具から手順・コツまでを、各方法に分けて詳しく解説します。

2-1.【手縫い】縫い目がわかりにくい

手縫いとは、その名の通りミシンを用いることなく手で縫う方法です。手縫いで裾上げをする場合は、縫い目が目立ちにくい「まつり縫い」を行います。

まつり縫いの中でもさまざまなやり方がありますが、下記では最も代表的な「流しまつり縫い」に焦点を当てて、必要な道具と手順・コツを紹介します。

必要な道具
  • 縫い針
  • まち針
  • 糸切りばさみ
  • アイロン
手縫いを用いた裾上げ・裾直しの手順
1 裾線を決めたあと、アイロンをかけてわかりやすく目印をつける。
2 裾を三つ折りにし、折り山の裏から表に針を出す。
3 布の裏側3~5ミリ程度先の生地に糸をすくう。
4 (3)の部分より少し進んだ先の折り山に針を出す。
5 (3)と(4)を生地の最後まで繰り返し、最後に玉止めをして完成。

まつり縫いをするときは、なるべく糸を目立たせないよう、生地と同じような色の糸を使用することがコツです。さらに、手順(3)を行う際は、なるべく少なくすくうようにしましょう。

また、縫い幅を広げすぎると耐久性が落ちてしまいます。なるべく縫い幅を狭めながら、均等な幅で縫うようにしてください。

2-2.【ミシン】ほつれないよう縫える

丈夫さが求められる制服・ユニフォームにおいて、家庭用ミシンを使用した裾上げは、耐久性に優れた「たたき縫い」が最適な縫い方と言えます。しかし、縫い目を目立たせたくないスカートやスーツの場合は、まつり縫い(すくい縫い)がおすすめです。

必要な道具
  • ミシン糸
  • まち針
  • アイロン
ミシンを用いた裾上げ・裾直しの手順
1 裾線を決めたあと、アイロンでわかりやすく目印をつける。
2 裾を三つ折りにし、折り目をまち針で止めておく。
3 三つ折りの端の部分から一周、ミシンをかけて完成。

ミシン縫いは、手縫いと比較して簡単に裾上げをすることができる反面、縫い目が目立ちやすくなり、多少のコツも必要となります。ミシンを使って裾上げをするときは、生地を引っ張りすぎずに、ゆっくり縫うことに気を付けてください。生地を引っ張ると生地が伸びて、悪目立ちする可能性があります。優しくおさえる程度に留めましょう。

また、裾の長さを大きく変える場合は、洋裁ばさみを用いて不要な部分をカットすることもおすすめです。

2-3.【裾上げテープ】裁縫が苦手でも直せる

裾上げテープとは、アイロンで簡単に接着して裾上げ・裾直しができるテープのことです。両面接着・片面接着の2つの種類があり、きれいな仕上がりを求めるなら両面接着タイプ、粘着性を求めるなら片面接着タイプと、それぞれ適正も異なります。

裾上げテープは縫う必要がないため、裁縫に関する知識のない方でも、スムーズかつ気軽に裾上げができます。制服・ユニフォームを数人で着用するという場合は、コストや工数の削減となるでしょう。しかし、アイロンがけの不可能な素材には使用できないことに注意してください。

必要な道具
  • アイロン
  • 当て布
  • はさみ
裾上げテープを用いた裾上げ・裾直しの手順
1 裾線を決めたあと、アイロンでわかりやすく目印をつける。
2 折り目をつけて、まち針で止めておく。
3 裾を一周するように裾上げテープをズボンにあて、2~3センチほど長くとってはさみでカットする。
4 カットした裾上げテープを水で濡らし、軽く絞る。
5 (3)で仮置きした部分に裾上げテープの接着面を置き、上から当て布をのせる。
6 140〜160℃のアイロンを、体重をかけるように10秒ほど押し当てるという工程を最後まで繰り返す。
7 最後に裾上げテープが余ったらカットして、端までしっかりアイロンで接着する。

裾上げテープを使うときも、長すぎた場合は洋裁ばさみを用いてカットしてください。また、裾上げテープはアイロンの熱で縮むため、手順(3)で記載の通り、長めにとっておくことがポイントです。

また、手順(6)の工程では、アイロンを滑らさないことに注意してください。一気に進めず、片足で10分程度かけてゆっくり行いましょう。

3.自分で裾上げすることが難しい場合の対処法

ここまで、専門店に依頼せずに自宅で裾上げをする3つの方法について紹介しました。しかし、中には「自分でしっかりとした裾上げをする時間がない」「もっと簡単に裾上げしたい」と考えている方も多いでしょう。

自分で裾上げすることが難しい場合は、下記の方法で対処することをおすすめします。

〇洋服お直し専門店

洋服お直し専門店は、比較的どの地域にも存在するお店です。全国チェーンの大手店舗もあれば、地域密着型の店舗も存在します。洋服お直し専門店における裾上げ・裾直しの価格相場は、約1,000~1,500円です。

〇制服・ユニフォームの購入店

制服・ユニフォームのほとんどの販売店では、裾上げ・裾直しのサービスが提供されています。購入時であれば無料、後日であれば1,000円程度が平均価格帯です。中には、後日の裾上げサービスに対応していない場合もあるため注意してください。

〇洋服クリーニング店

全国どこにでもある洋服クリーニング店においても、裾上げ・裾直しサービスが提供されている場合があります。しかし、日数がかかることに注意してください。洋服クリーニング店における裾上げ・裾直しの価格相場は、洋服お直し専門店と同様、約1,000~1,500円です。

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4.裾上げ不要で着用できるユニフォームは「Nippi」

多くの従業員から「裾上げがしたい」という声が届いている・サイズの合っていない制服を着用している従業員が増えた、という場合は、思い切って制服・ユニフォームを一新することもおすすめです。

制服・ユニフォームの購入を検討している方は、「Nippi」をチェックしてください。作業服・白衣・制服など、多種多様なワークユニフォームを取り扱うNippiでは、一人ひとりに適したオリジナルユニフォームも提案しています。適切な裾上げができることはもちろん、裾上げ無しでも丈が調整できるズボンなど様々なアイテムをご用意しております。機能性やデザイン性も高いため、長く使用し続けることが可能です。

自分に適したデザイン性・機能性の高いユニフォームは、従業員のモチベーションや生産性の向上にもつながります。少しでも気になった方は、ぜひNippiへお問い合わせください。

まとめ

ここまで、裾上げの長さの決め方から、自宅で裾直しをするときの3つの方法、裾上げ・裾直しサービスの依頼先まで詳しく解説しました。

自宅に裁縫セットやミシンがある方は、手縫いやミシン縫いで裾上げすることがおすすめです。どちらにしても、裁縫に関する多くの知識は不要なため、手芸初心者でも比較的簡単に行うことができるでしょう。裾上げテープは100円均一ショップでも販売されており、入手も簡単です。手縫い・ミシン縫いよりも難易度が低いため、より気軽に裾上げがしたいと考えている方に向いているでしょう。

またNippiでは、多種多様なオリジナルユニフォームを提供しています。サンプル請求もできるため、気になった方はぜひお問い合わせください。

裾上げ・裾直しに関するよくある質問

裾上げ・裾直しに関するよくある質問をご紹介します。

 

裾上げする際の長さの決め方は?

裾上げをするとき、最も重要となる要素が「長さ」です。長さの目安は、流行やこだわりにより異なるものの、基本的に「かかと」となります。

また、ズボンの幅が広い場合は少し長めで、幅が狭くやや細めの場合は短めにすると、スタイルを良く見せられたり、安定感が出たりするためおすすめです。

流行にあわせることで、よりおしゃれな印象も与えられます。

 

自宅で裾直しする方法は?

自宅で裾上げ・裾直しをするときの主な方法は、「手縫い」「ミシン」「裾上げテープ」の3つです。それぞれに特徴があり、向いている方も下記のように異なります。

方法 向いている方
手縫い 「縫い目を目立たせたくない」という方
ミシン 「頑丈に縫いたい」という方
裾上げテープ 「他の方も着用するため、簡単に裾直しがしたい」という方

自分で裾上げすることが難しい場合は?

自分で裾上げすることが難しい場合は、下記の方法で対処することをおすすめします。

〇洋服お直し専門店

〇制服・ユニフォームの購入店

〇洋服クリーニング店